将棋「女流名人戦五番勝負第4局」が2月25日(日)宮島弥山大本山大聖院にて開催されました。
西山女流名人に挑戦する福間四冠が2勝で迎えた第4局。「出雲のイナズマ」と称される福間四冠が勝利し、3期ぶりに女流名人を奪還しました。
■前夜祭
24日(土)18時半から宮島ホテルまことにて開催された前夜祭では、椋田実行委員長からもご挨拶申し上げました。
また、「宮島は小学校の修学旅行以来」という福間四冠のお話しや抽選会など、終始和気あいあいとした雰囲気の中で催されました。
■対局と大盤解説
迎えた対局当日。
大聖院客殿。お二人のご希望もあり、障子をあけた先の宮島の景色が望めるように場を整えました。
対局は福間四冠の先手で始まりました。
午後から大聖院観音堂で行われた大盤解説。
未来の女流棋士を彷彿させるお子様から往年の将棋ファンの方まで、幅広い年齢層の多くのみなさまにご来場いただきました。
対局の休憩中には、本対局の立会い糸谷哲郎八段をまじえてのトークショーがありました。
将棋ファンから「ダニー」の愛称で親しまれる糸谷八段は、地元広島出身。絶妙なトークと冴える解説には定評があります。
今回も対局のことはもとより宮島大聖院のアピールもしていただくなど、ユーモアたっぷりのトークで会場は一気に沸き上がっていました。
そして対局は、先手の121手で福間四冠の勝利。このシーズン3勝1敗、3期ぶりに「女流名人」を奪還し、五冠に。
上の写真は感想戦の様子です。最後の最後まで大盛況。熱戦を繰り広げたお二人に温かい拍手が送られました。
お二人とも本当にお疲れさまでした。記憶に残る対局をありがとうございました。
福間五冠には今日のことが「宮島の思い出」として、またひとつ心に刻まれたのであれば幸いです。
■番外編 「お昼ごはん」と「おやつ」
将棋の対局と言えば、気になるのが「お昼ごはん」と「おやつ」。
本対局では、何を召し上がったのでしょうか。
昼食メニューは、3品。
広島を代表する「カキ」と「あなご」料理の中から、お二人とも「カキフライ定食」を選ばれました。
そして「おやつ」。
用意されたのは、和洋とりどりの広島銘菓のアラカルト。
「桐葉菓/聖乃志久礼」「コロネ&いちご大福セット」「もみじ饅頭スペシャルBセット」を召し上がったそうです。
「広島の味」を堪能していただけたでしょうか。
あらためて、感動をありがとうございました。
また開催に際し、多大なるご協力をいただきましたみなさま、会場に足を運んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。